殻がパカっと割れて、ピヨピヨ誕生~ってよく簡単な感じで画かれますが、
実は嘴打ち(はしうち)といって、中から少し亀裂が入って、
卵の中からピヨピヨ鳴き声が聞こえてから、
平均して約24時間後に、めでたく誕生になるそうです。
上のような状態で、ピヨピヨ声だけが聞こえているのがだいぶ続くので、
産みの苦しみをしっている身としては毎回「がんばれーーー!!」と、
やはり応援してしまいます。
ニワトリが我が家にきてから、本当にいろいろ勉強になります。
面白いのが、我が家のニワトリさんたちは原種に近いと言われる烏骨鶏(ウコッケイ)
もしくはチャボの雑種なので、産卵期を過ぎると、きちんと抱卵期、子育て期が
あります。
(現在流通している卵の多くは、「鶏卵」用に品種改良されているので、
基本、そうした自然の周期はなく、24時間に1個以上、無精卵を産みます)
まぁ産卵期はさかんな交尾があり、抱卵期に入ると、ほとんど飲まず喰わずで
ただひたすら、体を膨らませて卵をあたためます。
たまに巣から出る時も、ふぐのように驚くほど体を膨らませて、前かがみで
通常とはあきらかに違う低めの威嚇するような声を出してウロウロしています。
初めて見た時はあまりの「普通じゃない」状態に笑ってしまいました。
まるでボンタンに改造学ランを来て、背中を丸めて、下がりめのサングラスの
上からにらみをきかせている、ヤンキー中学生ばりに平和的ではないからです(笑)
いやーそうですよねぇ、まさに「殺気立って」るんですよ。
なんせ約21日間も、ほとんど飲まず喰わず、です。
それができるのも、やはりメスの本能というか、メスのホルモン、というか、
メスだから、できるわけです。
めでたくひよこちゃん達が孵った後も、その殺気立った雰囲気は
あまり変わりません。
ひよこ達のために、えさを探して、餌を一度口にふくんでから細かくして与えています。
ひよこ達が休むために、また体を大きくして、暖めてあげます。
敵が来ないかどうか、つねに周りに神経をはりめぐらせているし、
オスは近づけません(笑)
なるほどな~、生き物として違いすぎるけど、人間のメスも大して変わらないよな~と。
見た目が急にヤンキーにはなったりしないけれど、私たちも同じ感じなんですよね。
たぶん、世の男性達は「産後の妻が、変わってしまった・・・・・」と思う人が多いと
思います(笑)
でも仕方ないんです、メスなんです。子育て期はマリアではないんです。
どうか、妻を責めないでください(笑)
ニワトリも、ヒヨコが雛になり、ある日突然子育てを終えます。
すると、その瞬間から、また前のように平和的な雰囲気に戻って、
自由に餌を食べたり、砂浴びしたり、フリーの身になります。
人間もだいたい、産後2年くらいでしょうか・・・・・またもとの平和的な妻に戻るのは(笑)
なんだか自己弁護のような投稿になってしまいましたが、、、、
とにかく、ニワトリさんを見ていると、いろいろ勉強になります。
そして、あらためて卵ってすごいなぁって。
あたためたら一羽のひよこになるものなんです。
ひとつの命、なんですよね。
それを頂いている。
ありがたいことです。
そして我が家では、ひよこさんたちも、大きく育ってもし雄の場合は、
お肉としてもいただきます。
もちろん、ひとつの命です。
私たちは本当に、おそらく数えきらないほどの小さな命たちをいただいて
生かされてるんだなぁと。
あらためて思わされます。
しかしひよこは可愛い!
みんな元気に育ちますように。
うまれたよ!うまれたよ!ってしばらく言ってたね |
お母さんから口移しで最初はたべます |
外のスタードームでお散歩タイム |
おしりがたまらん |
この下に10羽のひよこ。鷹のように体を広げています |
夜ゆっくり一人で眠れるようになるまで、メンドリ先輩もがんばって。