2014年7月9日水曜日

静かな田植え

すくすくと育った苗を、一本一本植えていくお父ちゃん。

6月9日から毎朝5時に起きて、ただただ黙々と、田植えをすること
3週間。

静かな谷津田には、
カエルの鳴き声、ホトトギスやウグイス、キジの鳴き声、
葉をゆらす風の声、そして遠くから聞こえる草刈機の音しかなく。





たまにこうして、森を連れて私も見に来ては、着々と荒地が田になっていく
姿に感動し、家事と育児で少しすさんだ心が癒される。


 なにせ、自然農を始めて6年。
ようやく出会えた念願の田。

じっくり向き合いたいということで、賑やかな田植えではなく
地味に着実に自分の手で植える道を選んだお父ちゃん。
(○秘スーパー助っ人は一人だけ 笑)


田に向かう道で、森はいつも「おとーちゃん、いるかなぁ」と私に聞き、
「おとーちゃん、カッコいいねぇ~」だって(笑)


田植え後、1回目の草刈が終了したところ。

田は美しいなぁ。
稲は美しいなぁ。


あたりまえだけど、日本人の主食、日本人の心。

コメがなければ、飯は食えず、
コメがなければ、麹はできず、
麹ができなきゃ味噌、醤油、酒はできず、
米糠がなければ、ぬか漬けはできず、
稲藁につく納豆菌がなければ、納豆はできず、

あらためて日本の食の土台なんだなぁと思うお米の命。



しかし最近、この辺じゃちと有名人?な石田家。
市内から見学に来るおっちゃん達がいたり、田を見に来る人がいたり。
「こんな植え方じゃぁ米なんて取れないよ」と忠告してくれる人ももちろんいたり。
「こんな効率の悪い田植えはみたことがない」という人がいたり(笑)


はてはてどうなることでしょうか。

ところで、上総掘りの井戸掘りは、けっきょく今年は間に合わず
秋以降におあずけ。


ということは、完全に雨水と、周りの山からの絞り水、湧水のみが頼り。
いやーこれぞ自然農?!(笑)

湧水を貯めてる龜にいつもいるサワガニちゃん達。
この日はなぜか私の指を、ムギューーっと挟んできて、「いてててーー」と言う
私に大爆笑の森(笑)


サワガニのいる湧水米っていうのもステキだけれどーーーー、、



なので梅雨は雨がいっぱい降ってくれろ、と願うばかり。


 台風はどうなるのでしょうか・・・・?



「過去に例のない」異常気象は今後もどんどん増えるでしょう。
地球はもうかなり弱ってます。



とりあえずだいぶ経ちましたが、父ちゃん田植えおつかれさま。


美しい命のお米がどうか実りますように。






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