2011年6月8日水曜日

へのへの畑 と ばあちゃん



キャベツが採れました♪

いや~みずみずしい。

でも外葉はみごとに青虫くんに食べられて、あまりにレーシィなお姿
だったので剥いてしまいましたの。


葉もみっちり密、味も濃い~くて抜群!

でもことしはこの1個・・・・・・・・



キャベツは内側からぐんぐん巻いてくるので、外側がいくら
虫に食べられても大丈夫だし、放射能の影響も少ない野菜と
言われてるらしいのですが、
なんかなかなか巻かないのですよね・・・・。ん~




かぼちゃんも発芽!
こちらは日向14号という固定種の日本かぼちゃ。

日本カボチャは畑を始めてから、生まれて初めて食べたのですが、
一般的なホクホク系ではなく、水分がかなり多めのしっとりさん。
和のお味です。




そして今年初挑戦の西洋カボチャ。
やっぱり種にみあって、双葉もおおきくかわいらしい。





こんな立派なたまねぎができました♪


なんちゃって。
これは隣の畑のばあちゃんにいただいたもの。

いやー玉ねぎも全然大きくならないのですよ、、、、
まったく無肥料だとやはり地力が足りないもよう。


自然農の畑で採れるようになるには、あと5年の辛抱かな。

今年はこんなチビっこいのばかり。むむむむむー





隣の畑のばあちゃん。


たまねぎの収穫中に話をしてて、「たまねぎは作ったが?」と聞かれ
「作ったんだけど、ちんちくりんばっか」と言ったら
くだんのプレゼントを下さったわけです。


ご覧のとおり、慣行農法のばあちゃんの畑には草1本ないのです。

ふつう、農家さんは草を生やすなんて‘農家の恥’とまで思っている方も
多く、草の管理をしない畑のことを毛嫌いしたりするのですが、
ばあちゃんは私たちの畑をみて「じょうずだよ。じょうずだよ」といつも
誉めてくれるのです。

いやはや嬉しいやら照れくさいやら。


将来が手伝いに行っている農家さんはこの辺一体の本家なので、
まわりはみんな同じ苗字。
隣の畑は「新宅のばあちゃん」。前の畑は「上の家のばあちゃん」
発音は「うえなえん、ばあちゃん」。2個となりは本家の畑で
3個となりは「下の家のばあちゃん(したなえん ばあちゃん)」


「じょうずだよ」「先生だんよ」「(草刈りの)手つきがいいよ」などと
とにかく褒めちぎってくれるばあちゃん達。

「畑にいると、せいせいする(気分がいい)よね」
とばあちゃん達は80過ぎても元気に畑に出ています。





こちらは本家のまでや(物置小屋)。
よく見ると中でばあちゃんがキュウリの袋詰めをしています。

「あっだぐ、こんな曲がったキュウリばっかりで
こらんねぇ(どうしょもない)よ」

などとぶつくさ文句をいいつつも、毎日せっせせっせと働いています。


「今日は畑がい?」と会うと必ず聞かれます(笑)


熱~~~い夏の日も、このまでやの軒下に椅子を並べて
冷たい麦茶を飲めば、涼し~~い風がサーっと通って
それはそれは気持ちがいいのです。


「ま、やって」(「まあ、どうぞ」みたいな)

とお茶やお菓子を勧められます。


最近気付いたのですが、この辺の農家の人は、挨拶という挨拶を
しません。
いわゆる「おはようございます」とか「こんにちは」とか、
もちろん「調子はどう?」なんて言葉は交わされず、

隣の畑のケンジさんは、私たちが畑で作業をしていると95%くらいの割合で
「あーにやっでっだよ」(何やってんだよ)
と話かけてくるし、みんな「暑いね」とか「何蒔いたの?」とか
いきなり会話が始まります。


最初は少し「へ?」と思ったけど、今はなんかそういうのが嬉しい。

そこにいるのが当たり前として受け入れてくれているというか。


挨拶が無いほうが、壁が無いというか。


ばあちゃん達も、田舎の人だから言葉遣いは荒いけど、
その佇まいはホンワカとしていて、それはそれは優しく
もはや人間のオーラとはちと違います。


そんなやりとりが楽しいへのへの畑の春でございます。

0 件のコメント:

コメントを投稿