2011年5月30日月曜日

いじめと食べ物 その種 そして戦争

なんだか次から次へと問題が出てきますね。


私たちの知らないところでまた怖いことが進められそうになっています。
「どさくさまぎれに」とはまさにこのこと。




遺伝子組み換え作物が、このままだと私たちの知らぬ間に
日本に入ってきてしまいます。



日本が大きく変わろうとしてきているこの時に、
まさにグローバリゼーションの負の落とし子がまた、生まれようとしているなんて。


もう日本という国は本当に命が見えなくなっているんだと
哀しいです。





農林水産省が、承認前にパブリックコメントを募集しています。



遺伝子組換えセイヨウナタネ、トウモロコシ及びワタの第一種使用等に関する承認に先立っての意見・情報の募集(パブリックコメント)について
https://www.contact.maff.go.jp/maff/form/b3da.html



「種」


多くの人が知らないことですが、今、日本で栽培されている作物の種のほとんどが
操作されています。
F1といって、1代限りの命の種。

巡り巡らない種。


本来、命は私たちの命がそうであるように、親から子へ、子から孫へ、
孫からまたその子へと巡り巡るもの。


でも今作られている作物のほとんどは、


収量が多く、 

成長も収穫も一斉にできて、

形が揃っていて、

腐りにくい。



そんな風に操作された種からできています。



昔はその土地その土地にあった作物ができていたのに、
今はどこにいってもおんなじ、薄っぺらい味の野菜ばかりなのはそのため。


そうした種をつくるために、雄性不稔といって、いわゆる無精子の作物を
利用するため、最近では不妊症が増えているともいわれています。


ヒトの都合で、命が操作されています。




みんなと同じじゃないものは、捨てられています。


「みんなおんなじ」


生物多様性の正反対です。



いま子どもたちの間に、いじめがとても多く、陰湿化しているのも
こうしたところにつながっているような気もしてしまう・・・。


いくら道徳の授業で金子みすずの詩を読んだって、
無意識の中に刷り込まれている、異質なものを排除してしまう本能・・・

異質なもの、ではなかった。


私も大人になって、いじめられる子どもに接するようになって気付いたのは、
やはり特異な子なんだな、ということ。
別の言い方をすれば、ひときわ、命の輝きが強い子です。


一人ひとり、ひとつひとつの命はもちろんどれもユニークで唯一無二ですが、
それでもやはり、なかにはひときわ、強い子がいるのですね。


そういう子は、やはり特異です。

特異なものを受け入れる心の土壌がなくなってきているのか・・・・




全て無関係のようでつながっているようにしか
私には思えません。



自然農では、できるだけそうした操作されていな種から作物をつくり、
そうして種は自家採種して、毎年その種を蒔いて育てることによって
よりその土地にあった作物になっていきます。


なので形もバラバラだったり、まぁ収穫もバラバラだったりするのですが・・・




今回のこの遺伝子組み換え作物は、こんなF1なんかよりもよっぽど
怖いものです。


この仕組みについて語るには私の力ではあまりにも非力ですが、
この作物が入ってくると、もう固定種の種を自家採種することもできなくなり、
そのうち日本国中、この遺伝子組み換え作物しか作れないという状況になります。


ベトナム戦争で使われた枯葉剤を作った会社モンサントが作った
除草剤耐性の遺伝子組み換え作物・・・・・。


散々除草剤をまいても、この遺伝子組み換え作物は枯れず、
周りの草だけが枯れます。



こんな作物が身体にいい訳ありません。

地球にいい訳ありません。


「いいえ、安全です。大丈夫です」


どこかで聞いた常套文句。



いま先進国にこれだけのアレルギー疾患、そして癌が増えているのも
決して無関係ではないという識者も多くいます。



大規模農業が世界の貧困を救うというのも
グローバリゼーションの幻想のひとつです。


そもそも私たちの国には大規模農業は不向きです。
北海道は別なのかもしれませんが・・・・・








野菜は食べないという人たちにも無関係ではないのです。


今遺伝子組み換え作物で多くつくられている、ダイズ、トウモロコシ
などは、そのほとんどが食用家畜の飼料になっています。



お肉こそ、ほんとうはとても問題だらけです・・・・

病気にならないように、あらかじめ抗生剤漬けにされ、
与えられている飼料は遺伝子組み換えされた農薬まみれの作物・・・・・・

それが血となり肉となり、急激に肥えさせられて
わたしたちの口に。





放射能の問題と同じように、いやもしかしたらもっと水面下で力をもつ
この命を操作する遺伝子組み換え食品について、
わたしたちは注意しなければなりません。



除草剤は枯葉剤から作られたように、
化学肥料の原料である窒素も、爆弾の原料から生まれたといわれています。



農業も純朴な農家の人たちの知らぬ間に、戦争の恩恵を受けているという事実も
なんだか哀しい真実です。



知らないほうがいいことは沢山ある。


でも知った後、知らぬふりをするのは罪であると、どなたかが言ってました。



私もこんな気の滅入るようなことばかり書きたくはないのですが、
日々おかしている罪をひとつでも減らせるようにと、できる限りのことは
したいという思いです。


どうか上記のリンクから一人でも多くのかたが意見を提出してくれること
心から願います。



遺伝子組み換えについてわかりやすいページ参照


グリーンピースジャパン



インド綿花生産者の自殺とモンサントの戦略
http://indiesatellite.jp/?p=446



ちょっと笑ってしまうつくりですが・・・・、わかりやすいフランスがつくったVTR
http://youtu.be/kHxBtUnNtpk



追記:
わたしも今までいかに平和ボケしていたのか・・・・
もうすでに、日本にはたくさんの遺伝子組み換え作物が入ってきているそうです。
第1種使用を認められている作物一覧↓
http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/carta/c_list/index.html

ただし、第1種使用を認めて「栽培○」になっている作物についても、
現時点では日本では栽培されていない、とのこと。(農林水産省・タカシナさん談)

でも逆にいつ栽培されるようになってもおかしくないということですよね・・。


この件については、今まで放射能にたいして無関心であった失敗という教訓を
いかして、つねに関心を持っていたいと思います。

そういう意味でもやはり、より多くの方の意見が国に伝わることを願います。

ガンダーリ先生と高木さん(地球村)コラボ企画

6月25日(土)江戸川です。

詳細はこちらから↓↓

震災チャリティー ご近所さん祭り in 江戸川
http://ameblo.jp/edohappy

ようやく高木さんにお会いできるのかも♪

Natural Studioのマキさんがコアスタッフなので
ご予約はマキさんまでお願いします!

maki.findlay@gmail.com

2011年5月26日木曜日

へのへの畑 2011春



空豆~

その名に恥じないよう、堂々と素晴らしく今年も空を向いています。
冬の寒さにどうにか耐えるのが精一杯で(よくがんばったよ~)、
木はあまり育たずちんちくりんですが、



こうして垂れてくると収穫期。
この時期まだまだ若い実ですが、皮ごと食べられる、とっても
美味しい時期であります。




落花生も発芽!


種蒔き(はい、あのピーナツまんま蒔きます)が浅かったのか、
でも3cmは下に蒔いたのですが、んにょきーーーっと種を持ち上げての
発芽。
すごい力!


そして

ペカっと開きます。
かわいすぎる~~~~~~




ギョっとされた方ごめんなさい。
でもご安心を。
こちらも発芽。
そうサトイモさんの葉っぱです。




キュウリも発芽。
こちらは自家採取した種。
ことしは四葉キュウリも蒔いてみました。


オクラにトウモロコシ、インゲンなどなど発芽ラッシュ。

ゴーヤはまだ・・・・
もうダメかな。。



こちらはゴボウ。
5月に蒔いたからまだ本葉1枚。
ことしはちゃんと育って欲しい作物ナンバーワン!

美味しい自然農ゴボウをたらふく食べたい!
あぁ~がんばって育ってくれー



のらぼう菜はただいま花盛り。
これは他の菜花と時期がずれるので、採種もしやすく重宝します。



今年もきましたにんに君。
春先まで絶好調だったけど、ここに来て力尽きた感あり・・・・


ことしも自給用と来年の種用で終わってしまいそう。



春菊ロードも花真っ盛り。


そろそろほうれん草の種採り、葱坊主の種採りと、
巡る命がまた楽しい。


5月でまる2年経ち、3年目を迎えました私たちの畑です。


開墾前は背高あわだち草、藤ヅル、しのだけなどなど一面に
生い茂っていた荒れ畑でしたが、1年目はスギナばかり。
今年はスギナは相変わらずですが、ナズナやカラスのエンドウも
目立ってきたり。
雑草の様相も年を経てだいぶ変わってきています。

スギナが生えるような畑は、酸性なのでろくな作物は育たない
と言われていますが、スギナはなんと、その茎葉の部分が
アルカリ性になるので、葉が枯れて土に返ると、土を中性に
してくれるとっても素晴らしい存在なんだそうです。


自然界ってほんとうによくできていますね。


気長に気長にが自然農。



春になり、てんとう虫、バッタ、なんやわからない幼虫たち。
カエルにちょうちょ、ミミズに甲虫、クモやなんや
もう虫たちも大いに賑わう自然農のへのへの畑。
害虫といわれるウリ科の苗を食害するウリハムシももちろんいるのですが、
けっして食い尽くされないというのがまた不思議。

自然農の畑は、いのちがとっても豊かです。


この間は草をかき分け進んでいくと、バタバタバターっと
飛び立ったのは大きなキジ。


思わず「ギャーー!」なんて叫んでしまいましたが。


一昨日はグリーンピースの足元のふさふさな草のじゅうたんで
猫がすっかりお昼寝しているし。


みんなどうやら居心地がいいようです(笑)


1年目はわけがわからず、2年目はアトピーで体調悪く、
いままできちんと畑に向き合えなかったなぁという反省ばかりでしたが
今年からしっかり腰すえて畑に立てるこの喜びはひとしお。


1年生の気分で、初めてちゃんと自然農を学んで楽しんでいる
気がします。



それにしても虫が大好きな子どもたちを連れてきてあげたいなぁ。

この願いはいつか適うのでしょうか。

2011年5月25日水曜日

「幸せの経済学」、アボリジニの人たち

日曜日はNatural Studioさんでドキュメンタリー映画
「幸せの経済学」を観てきました。

映画自体も素晴らしかったのですが、その後の
集まった皆さんとのお話会がまた素晴らしく、
興奮して帰って、寝付けず熱い日記を書いたのが前回。


夜中に書いたラブレターみたいで、読み返すと
なんだか恥ずかしいかぎりですが、、


でもなんというかある種のラブレターなのかもしれません。



その日はマキさんも「まさに生物多様性」というほど(笑)、
いろんな方が来ていましたが、なんと佐倉市の市議会議員さんや
八千代市の市議会議員さんも参加していたそうです。

お話会には佐倉の市議さんも残り、印旛沼浄化運動に早くから
取りくまれているはたの辰雄さんや行政の方がいらしたのも、
なんだか世の中が大きく変わろうとしている息吹を感じ、
とても嬉しくなっちゃったのです。



いろんなお話がありました。



なかでもやっぱりつながっていく原発問題。


マキさんのご主人はオーストラリアの方ですが、
お二人で日本に来る前、マキさんが現地で見かける
アボリジニの人々は、日がな一日お酒を飲んで、仕事をしない
‘怠惰な人たち’だったそうです。


でも実は・・・・・



オーストラリアには原子力発電所は無いそうです。


でも、原住民族であるアボリジニの先祖代々所有する土地の
多くが、原発の燃料として使われるウランを埋蔵していて、
彼らは世界中の電力会社から巨額のお金を受け取る代わりに
土地を受け渡してしまっていたそう。
(もちろん、不本意ながら、です・・・・・・・・)
東京電力もそのひとつ。



そして今回の福島原発の事故をきっかけに、自責の念と
「深い哀しみとともに」立ち上がり、
自分たちの土地を守る運動を始めたそうです。
もうウランは採掘させません、と。


目に見えることの裏には、本当に色んな真実があるんですね。



グローバリゼーションによって、私たちの目に見えないものが
あまりにも多くなり、世界においてほんの一部の人たちが
お金に狂って舞い上がっている裏で、ほんとうに多くの
ほんとうに大切なものが、失われてしまいました。


それは、人々のつながりとも言われ、文化とも言われ、
伝統とも言われ、誇りとも言われ。


でもやはり一番は、それぞれの土地、大地を奪われたこと。
のように思います。


先のアボリジニの人たちのように、
燃料や資源が採れるからといって、お金で買収され、

美味しい果物やコーヒーが採れるからといって、
お金と引き換えに自分たちの日々の糧を作る土地は奪われ、

Nikeのスニーカーを作るため、ユニクロのジーンズを作るため
安い労働力になるからと農地から工場に狩りだされ、土地は
荒れて・・・・・


大地から引き離され、自然から遠く離れれば離れるほど
人々はフワフワと浮き足だち、どんどんどんどん不自然になっていく。


何かにつかまっていなければ、不安でしかたない。



アボリジニの人たちじゃなくても、お酒をあおらずには
いられない。
お酒が飲めない人たちは、ドラッグ、睡眠薬、精神安定剤・・・・・




でもこれからは、ローカリゼーション。
目に見えるものを信じる時代。

大地にしっかり足をつけて、自分の中の自然をしっかりと
感じながら生きたい。


私たちの時代は、そういう人たちがとても多くなってきています。


Yogaがこれだけ先進国で受け入れられているのも
まさにそのためだと思うのです。


自然回帰。



回帰するまでもなく、思い出すだけでいいんだから
自然想起かな。



実はこのブログのヘッダーの絵は、アボリジニのアーティスト
emily kngwarreye(エミリー・ウングワレー)の絵です。

以前のへのへのもへじ&へめへめくこじの自作イラストも
気に入っていたのですが、この大災害、原発事故があってから、
どうもしっくりこなくて、この絵に変更しました。


私の母がとても芸術を愛する人で、子どものころから絵画展などに
連れていってもらい、中でもモディリアーニとゴーギャンが大好き
だったのですが、数年前にこのエミリー・ウングワレーの絵をみた
時の感動は、今までに経験したことのないものでした。


生涯部族の砂漠地帯で生き、美術教育はもちろん、
西洋芸術にいっさい触れることが無かったにもかかわらず
突然70歳を過ぎてから、絵を描き始め、死去するまでの
8年間で3000点以上の作品を残した、アボリジニが生んだ天才画家。
エミリー。


アボリジニの人たちの文化については私は全くわからないのですが、
ドリーミングというのがあって、それは祖先の精霊が宿るところ
などと訳されていますが、エミリーのドリーミングは
カーメ(ヤムイモ)でした。

なので、ミドルネームのように、エミリー・カーメ・ウングワレー
と言われたりしています。


ドリーミングはまた自分自身でもあり、
エミリーは、「私はヤムイモ」と言って、
ヤムイモをモチーフにした絵画を多く残しているそうです。



わたしはこの「私はヤムイモ」という言葉にもとても感動したのです。

ヤムイモも自分も、ほんとうに一緒だと思っているんだな、と。

思っているというか、ほんとうに一緒なんだろうな、と
その時とても悟ったというか・・・・・・



そしてこの絵。


この世界に生きとし生けるものがすべて混在して、あまりにも
美しく調和している。
ドゥンドゥンバというか、まさに自然農の田畑の姿でもあり。



この画像では残念ながら実物の素晴らしさはなかなか伝わらない
かもしれませんが、それはそれは本当に美しい絵でした・・・・・



エミリーの生きた時代から、アボリジニの人たちも
色んなことがあったのですね。


でもまた、みんな大地に戻ってきている。




私もね、トミー・ヒルフィガーのスニーカーはいて偉そうなことは
全く言えないんです、、、

お酒を浴びるように飲んで、彷徨っていたのは
この私ですし、、、、、



でも世界は確実に変わってきている!

私たちはその変わってきている世界に生きている!

どんどん変わろう♪




わたしはサトイモ。


あなたは?

2011年5月22日日曜日

ナイフが人を殺した

とみんなが何だか言っているように、
最近ずっと私には感じられていたのです・・・・・




原発はもちろん大反対!

原子力、核兵器、すべてこの世界にあってはいけないものです。

それらは全て人間の、ヒトの、エゴの
たんなる醜いカタマリです。

今まで原発に反対運動、警鐘を鳴らし続けていた方々に
敬意と感謝の気持ちで、できるかぎりのことを
私もしたいと思います。


でもそれだけでは、何か腑に落ちない。


原発が、フクシマを、日本を汚染しているんじゃない。

東電が、私たちを陥れているんじゃない。



原発をつくったのは‘私たち’じゃないか。
東電に、日本に、原発をつくらせたのは、私たちじゃないか。


これまでの私たちの生きかたを省みずして、原発をただ闇雲に
反対しているだけじゃ何の解決にもならない・・・・・・・・・・・・・・




お金のために、じぶんを消耗するのはもうやめよう。


心は何かとカコつけて嘘をつくから、
身体に聞いてみて。


その仕事をしていて、身体が喜んでいますか?


ただの紙切れに、大切な人生振り回されて、けっきょく
原発つくってる・・・・・。



損得勘定ですべてを計るのは、間違っていた。

激安商品を買って得をしたと思っている裏で、
わたしたちは知らぬ間に、地球を壊滅的なまでに
痛めつけている。


そんな生き方はもう、3.11で終わり。









私たちは、昔、動物だった。


でも生まれたときから、教育という名の洗脳、
情報という名の洗脳を取り入れて
ヒトになってしまった。



動物だったら、何が危険で、何が心地良くて、
何が食べられて、どこが安全か、
誰にも教わらなくても、すべて本能でわかったのに。



私たちはもう、誰かに教えてもらわなくちゃ
何もわからなくなった。


本当に?




アスファルトに覆われて、
その下にある土の息吹を
わたしたちは感じなくなってしまった。


アスファルトの隙間から生える雑草を、
目の敵にして。



アスファルトを突き破るほど、地球の生命力は、
命の力は、逞しいのに。



わたしたちは地表の空気を吸い、
地上数千メートルから降る雨水を浄水して飲み、
地上に生る作物を食べ、
その作物を食べる動物を食べ、
生命を営んでいる。


言い換えれば、わたしたちの身体は地球そのもの。


わたしたちは、地球の一部。自然の一部。




わたしたちの一部である地球を汚染しておいて、
わたしたちの身体が汚染されないわけがないのだ・・・・・・・・・・・



わたしたちは地球の一部。

それを忘れて、いまや迷妄する情報に振り回されている。



ここでリセット。



そのチャンスなんだ!!







7世代先の孫の孫じゃなかった。



命は生まれもしないし、死にもしない。
7世代先の、私。





種がここに一粒ある。
種をまけば、芽が出て、葉が出て、やがて花が咲き、
また種をつくる。

一巡。



命は生まれもしないし、死にもしない。



私たちの命もおんなじ。


今ある姿かたちは消えても、命自体は消えない。




7世代先のわたしの命が、健やかであるように。


7世代先のわたしの地球が、健やかであるように。



今、このわたしの命が健やかでなければ、


今、このわたしの地球が健やかでなければ。







「幸せの経済学」

グローバリゼーションは完全に破綻した。

紙切れに血迷った亡者たちの幻想はみごとに打ち砕かれた。


まだ気付かない私たちに、大きな地震と津波が襲った。





多くのものが傷つき、多くものが壊されてしまったけれど、
これからはローカリゼーションの時代。

紙切れの時代から命の時代へ。


破壊から再生へ。





命が喜ぶことをしよう。


地球はまだまだ蘇る。


印旛沼にも蛍が飛ぶ。


わたしはゼッタイに信じる。











いま必要なメッセージは全て、この1冊の小さな本に書かれています。


あらためて読み返し、
‘今’読むべき本はこれ以外に無い!と思います。

木を植えましょう 正木高志 南方新社

地球を蘇らせる初めの1歩を踏み出せます。

2011年5月12日木曜日

艶々しちゃってさ




かわいすぎるぞ

なな星さん。


「あーいそがしいそがし。あーまったくまったく」と
無音でせわしないのです。


ぶーんとどっかに行きました。






あなたはだあれ?


あたいは春の菊ですわ。



こりゃまた失礼、シュンギクさん。
お初にお目にかかります。


人目にふれず、楽しげに

花を咲かせて種つけて。

命の世界はめぐるめぐる。



明日は晴れるぞ野良仕事。

あーえんやこらさっさ。

おらがの畑がにほんいち。

2011年5月10日火曜日

アトピー急性増悪から1年。 身体は環境そのもの

あれからもう1年。
おかげさまで今のところ、身体のどこにもアトピーの姿は
ありません。

でもやはりこの時期、昨年の私と同じように苦しんでいる方々が
とても多いことを感じ、今感じることを書きたいと思います。



「アレルギー疾患は、環境問題そのもの」


といわれます。

わたしもアトピーが噴出しているとき、

「ああ、私の身体が病んでいるように、
地球も病んでいるんだ」

と、体のどこか奥深いところで真に実感しました。


冷静に考えてみれば、ほんとうにあたり前のことで。




身体は環境からできている。




わたしたちの身体は、わたしたちの食べるもの、飲むもの、
吸う空気でできていて、それらはすべて環境そのものであり。




環境が破壊され、痛めつけられ、生態系が狂っているのに、
その一部であるヒトの心身だけが健康であるわけがないんですよね・・・・・・




このことは、今の原発問題ともほんとうにリンクしているので
また別に書くとして、以下はほんとうに今アトピーで辛い
人たちのために。

わたしの個人的な体験と、意見です。

でもアトピー以外の病で苦しんでいる方にももしかしたら
ヒントになることもあるかもしれません。

もし少しでもどなたかの役に立てば幸いです。



~まずは身体に、皮膚に直接的な対応として~

・乾燥が辛いとき

 無理して脱保湿せずに、(できればオーガニックの)ホホバオイルを。
 カモミールジャーマンや、ヨーロッパアカマツ(シルヴェスターパイン)、
 ティートゥリー、ラベンダーなどのアロマオイルを配合しても○
 (詳細はいろんなサイトが紹介しています
  わたしが主に参考にしたサイト


・ジュクジュクが辛いとき

 亜鉛華軟膏

 ステロイドが出回る前、昔から使われている皮膚炎の薬です。
 漢方薬局や通販でも買えます。

 

 その他非ステロイドの塗り薬として、アズノール軟膏(これもよかった)、
 紫雲膏(ジュクジュクの時は×)、レスタミン軟膏、プロペト、
 ねんどのスキンミルクなど色々試しましたが、個人的には上記の2つに
 落ち着きました。

 あとはアロエヴェラ、どくだみ生葉液など、ほんとうに自然のもの
 を直接付けたりもしましたが、自然そのものはかえって刺激が強すぎ、
 逆効果になってしまったようです。
 症状をよくみて、使うことが必要かと思います。



・乾燥、ジュクジュク時ともに。また掻き壊し防止に

 チュビファースト 

 イギリスで開発されたという、アトピー治療向けの人工絹糸でできた
 包帯です。
 これはほんとうにお薦めで、ご紹介した方々にとても喜ばれました。
 amazonでも購入できます。


・石けんに気をつける

 界面活性剤入りのシャンプー、リンス、ボディソープ、洗濯洗剤は使わない。
 残念ながら市販のそれらにはほぼ100%、石油系界面活性剤が入っています。
 「無添加」とうたっているものにも、(添加していないのは防腐剤だけで)
 ほとんど入っています。

 わたしはアレッポの石鹸で、頭からつま先まで洗っています。
 
 洗濯は粉石けんです。

 ご自身の好きなものを選ばれるといいと思います。
 これはほんとうに気をつけてください。
 よく分からない方は「経皮毒」について調べてください。


・衣類

 オーガニックコットンやヘンプなど、化繊以外のできるだけ自然のものを。
 すべて綿にするだけでも違うとおもいます。



・ステロイド(およびプロトピック)

 最終的には‘完全に止める’ことがどうしても必要だと思います。

 ただ長年使ってきた人は突然止めることは危険です。

 ステロイドについて多くの誤解があると思いますが、
 止めることによるリバウンド症状とは、溜め込んだステロイドの毒が
 出てくるということではないそうです。
 長年ステロイドを使うことによって、自分自身に本来備わっている
 副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)を出す副腎そのものが
 萎縮して、ほとんど機能しなくなってしまっているので、
 突然止めると、炎症を抑えるものがなにもなくなってしまうから
 すごい症状として出てしまうのです。

 ほんとうに酷い症状の方は、きちんと専門の医師と相談して
 脱ステロイドをする必要があると思います。

 自己流でやることは難しいと思います。
(永遠のいたちごっこになりかねません)
 わたしは突然自己流で止めましたが、軽度のアトピーでもかなりの
 リバウンド症状を経験しました。


~身体にいれるもの。飲食・薬について~

・飲食
 そのとき、自分にできる範囲でできるだけ自然のものを。
 欲望からでなく、身体の求めるものを。

 私はとくにコレといった食餌療法はしませんでした。
 詳しくは前に書いたのでそちらを読んでいただければと思います。


・薬
 急性症状のときは必要です。
 4000年の歴史をもつ、中医学の漢方薬を。
 日本の漢方薬はアトピーには不向きのようです。
 (現代病といわれる病は、ぜひ中医学漢方を)
 相談できる薬局一覧はこちらから。

 必要に応じて、抗アレルギー薬も。
 飲むステロイドも止める必要があります。




~トータル的な身体・気のケア~

・足裏ツボ押し
 
 足裏には全身のツボがあるといわれていますが、
 アトピーの人は、内臓がやはり弱い方が多い。
 皮膚病というより内臓疾患としたほうがよいのではないかというほど
 ですよね。
 そこでこの足裏ツボ押しをすると、ほんとうに効果があらわれます。
 偶然みつけた下記のyoutubeの通りやってみました。
 
 youtube

 ぜひ試してみてください。

 あわせて足裏の副腎のツボと、手の副腎のツボも。
 

 ゾワっときたら、せっせとツボ押し。
 花粉症や喘息などのアレルギー疾患の方にもおすすめ。


・和みのヨーガ
 ソロワーク&ペアワーク

 全身の免疫力をあげること。滞った気の循環をよくすること。
 かゆみ軽減。イライラした心を落ち着ける。

 とにかく和みのヨーガの手当ては素晴らしいです。

 とくに一番簡単で効果があったのは、手指の手当て。
 痒くて気が狂いそうなとき、しょっちゅうおこないました。



・その他ストレッチやヨガ、呼吸法など
 
 急性症状期はもちろんですが、アトピーの人は
 身体がコリがちで、緊張がつきやすいと思います。
 自分にあった、心身ストレッチ法、気の流れをよくする方法を
 身に付けるといいかと思います。
 なかでもヨガはやはり素晴らしいです。





~心に~

「体はゼッタイに間違ったことをしない」
「体は必死によくなろうとしている」

身体は浄化してくれているということを、信じて。


身体の声に心を開いて、耳をすませる。

アレルゲンに激しく抵抗している身体に、
「だいじょうぶ」と声をかける。


私たちにもともと、アレルゲン(敵)はいません。

すべては一つなのだから。


アトピーはきっとよくなります。

それぞれの気付きを経て・・・・・・・




そしてこれを乗り越えるのは、やはり私ひとりの力では険しすぎる。
家族や、いろんな方の支えあってこそでした。

あらためて、ありがとうございました。




最後に。

一番酷い箇所を写真をとって記録していました。


その一部をここに掲載します。


気分を害される方がいたらごめんなさい。





身体は、自然は、必死に浄化している。

そのことを信じる、勇気になることを願って。






2010.05.20
(湿疹から突然大量の浸出液)



2010.05.21




2010.05.23


何度か浸出液、乾燥、を繰り返し・・・・・

2010.06.11



2010.07.19


そして今




2011.05.10




ヒトが汚しては、

自然はいつも、浄化している。