2011年2月9日水曜日

こだわらないもんぺ



新しい畑をまた借りることができました。

今までの畑のすぐ隣に一反部、約300坪。

耕さず農薬肥料を持ち込まず、虫や草を敵としない自然農。畑を借りて今年の5月で2年になりますが、去年は残念ながらもう悲惨な結果ばかり…



観測至上初とも言える異常気象、それに伴い虫の異常発生や獣害。

春の体調悪化や夏の試験勉強など、いろんな言い訳はありますが、

やっぱり一番はわたしの場合、畑にしっかり気持ちが向いてなかったこと。

あとは2人にいえるのがこだわりすぎて頑なになってたこと…




あたりまえだけど作物は肥料で育つんではなく、土壌で育つ。

自然農では外から肥料を持ち込まず、そこに生える雑草、
そして無数に飛び交う虫達の亡骸やフン、
そういうものが季節ごと、一年一年、積み重なって
土がどんどん豊かになっていく…



だから最初の数年はろくに育たなくても仕方ない…



自然に添い応じるということは、手を加えるのではなく、
ただ待つこと。それが求められる…




それは理解している。



でもね、

やっぱりちゃんと育って欲しいなぁって。




農家としてやっていくには、やはりそこは求めなきゃいけない
ところでもある・・・・



今までは畑に返すのも徹底的にこだわって、
うちの畑でとれた野菜のくずだけにしてました。

持ち込まない、のが原則だから。



それにね、自然農の野菜はほんとに腐んないの。
あの野菜が腐るときの腐敗臭とかなくて、朽ちる感じ。


肥料をあげてる野菜は腐る…

だから畑には持ち込みたくないなんて。



まぁどちらかというと私はミセステキトーなので、
こだわりが強いのは将来君なのですが・・・・


でもはたと畑から目をあげると、山を背負ってるんです、うちの畑。

イコール日当たりがよくないから、誰も使いたがらない畑なんですけども、、、、



その山の中はふかふかの落ち葉がたくさん。
めくれば森林の香りのする腐葉土がわんさか。






思わずゴローンと寝そべってます(笑)


前にね、川口さんが落ち葉を畑に入れることについて、
木の葉のエネルギーは畑の土には強すぎるし、畑でとれるものではないので、
持ち込むことになる、と仰ったのを聞いて・・・・
今までずっと抵抗してた。



でもそのこだわりをぬぐい去って覚めた目で見てみれば、
うちの畑には自然と落ち葉が舞ってるではないの。




ということで、とーっても爽やかで美味しい
森林の香りのかぐわしい腐葉土を畑に播いてみました。



こんないい香りのする肥料なんて絶対ないよ(笑)






自然農の道から外れず、もうちょっと変なこだわりを脱いで、
冷静に自分たちの畑に向き合う。




栄養を欲する根菜類などには、米ぬかを撒いてあげたり。


作物の声を聞く、土の声を聞く、
畑の声を聞く。


それが今年の目標です。



余談

もんぺといえば、このあいだ、学童のこどもが、

「せんせー、うちの親ってもんぺー?」って聞くんですよ。


はひ?

と親がもんぺ??と頭の上に?マークを沢山だしてたら、
他のこどもが
「モンスターペアレンツのことだよ!知らないの~?」だって。


「もんぺとくわぁ」ってケツ姉さんに自分の職業をアフリカで
言えるようにフランス語も習ったし。


今年は畑、気合はいってまっせー!がんばろー

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